卵巣嚢腫発見~左右の卵巣・卵管・子宮全摘手術までの体験談②治療方針

卵巣嚢腫・境界悪性

こんにちは、ちまぎです。

37歳の育休中の主婦です。

半年前に3人目を出産しました。

左の卵巣の3センチ大の嚢腫が

境界悪性の範囲だと言われました。

 

①はこちらからどうぞ↓

卵巣嚢腫発見~左右の卵巣・卵管・子宮全摘手術までの体験談①左卵巣の嚢腫
こんにちは。ちまぎです。 37歳、今は育休中の主婦で、3人のママです。 三人目を出産して半年たちました。 実は入院しております。 入院の目的としては左右の卵巣・卵管・子宮・大網の全摘出手術のためです。 体験談としてこちらのブログで紹介し...
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境界悪性と診断されて

夫婦での話し合い

今後の手術に向けて夫婦で話し合いです。

実を言うと子供たちは3人とも帝王切開で出産しています。

三人目を出産したのは半年前。

その三人目を出産する際に癒着がひどく

手術時間が大幅に延び、

出血も多かったと聞いています。

1.8ℓだったかな。

輸血はしていません。

 

今後子供がほしい?

子供については、上の二人の娘で

満足していたんです。

とても仲のいい姉妹に育ってくれました。

ただ、男の子が欲しいと思うようになってきて

ようやく授かった三人目。

待望の男の子!!

もうこれ以上は望んでいません。

ですので子供を産む可能性を残す

ということに関しては

すんなり断ち切れました。

それよりも私の体が大事だと、

旦那さんが言ってくれたのも

あると思います。

 

3例比較してみて

これは私たちの話ではありますが、

例1:左の卵巣卵管のみ摘出し、右の卵巣卵管と子宮を温存し定期的な検査をする。

妊娠の可能性を捨てない方法。右の卵巣が残るのでホルモンは出る。

例2:左の卵巣卵管と子宮を摘出し、右の卵巣を温存し定期的な検査をする。

妊娠は望めない。右の卵巣が残るのでホルモンは出る。

→懸念:↑の二つの例はいつがんが再発するかわからない、

するかしないかもわからない中で

定期的な検査を繰り返し、

びくびくしながら日常を過ごしていくことが

嫌だなと思った。

終わりがないなと。

それに、再発したら

また開腹手術をうけることになる。

例3:卵巣卵管(左右)と子宮の全摘出手術

境界悪性の範囲での全摘であれば、

今後の転移などのリスクは

ほぼないと言われている。定期的な検査は必要。

→懸念:ホルモンは出ない。

 

夫の意見

あまり、しゃべるのが得意ではない旦那さんですが、

「子供は病気が見つかる前から3人で最後って決めたし

念願の男の子も産まれた。

それ以上は望んでいないよ」と。

それから、

帝王切開のたびに癒着やそのほかのリスクなど

怖い話をお医者さんから言われてきたそうで、

一番の思いとしては

どうせ手術を受けることになるなら

一回で済ませられる方法がいいと言っていました。

 

私(妻)の意見

今回は左の卵巣の話ですが、今後のことを考えると右の卵巣や子宮も

がん化する可能性が高くなると思うんですよね。

絶対なる!なんて思っていませんが

きっとなるんだろうな~って。

それなら今回の手術で全部取りたい。

おなかを切るのはあと1回にしたい。

因みに、周りに一人いるんです。

その友人もどちらかの卵巣が境界悪性と診断されて

卵巣卵管子宮と全摘手術を受けました。

2年前に手術は終わっていますが、快適の一言だそうです。

懸念していたホルモンについてはパッチタイプのシールを

二日に一回張り替えて使っているようです。

ホットフラッシュのような更年期症状もなく

生理がないからプールや温泉も気兼ねなく行けていいよ。

と、プレゼン付きでオススメしてくれました。

体験者の声はありがたいです。

こうして夫婦で話し合って

今後のリスク回避と体の負担を考えて全摘手術の方向で

先生に相談してみよう。という結論に至りました。

 

転院

境界悪性の診断がつき、今までお世話になっていた病院では『がん』の治療ができないとのことで

他の病院を紹介されました。

幸いなことに、自宅からも割と近いですし

安心しました。

時間にして車で20分。

なかなかの近さです。ありがたい。

でも、がん・・って。

私、『がん』なんだな。

会話の中にも爆弾が隠れているんだな~と思ったのを覚えています。

転院した先での内診の際

左の卵巣ですが、さらっとした水というより、少し粘液っぽくみえますね。

嚢腫の中に髪の毛のような影も見えないので、

やはり、MRIの結果通り境界悪性の可能性が高そうですね。

このとき初めて、卵巣に対しての貴重な意見を頂けました。

画像だとわからないからと言われ続け、

それはそうなんだろうと

納得していますが、長年の経験って

あるんでしょうか。

がん治療できる病院だからでしょうか。

とても納得しました。

手術ですが・・・

全摘出手術を希望しますか?一応大事な臓器ではあるからね~

では、手術中に先に左の卵巣の組織を採取し、検査して良性であれば嚢腫だけ切って閉じます。

診断の通り、境界悪性以上であれば、左右卵巣卵管・子宮・大網を全摘出しますね。

今回はリンパ節を取る予定はないけど、おなかを開けてみて、

リンパ節に少し転移がみられればそこも切りますね。

2週間後には手術。

大事なこと思い出しました。

子供たちになんて説明しようか・・・

手術までの日々、私は努めて普通に過ごしました。

上の娘は小学4年生、下の娘は小学1年生。

共働きとういうこともあり、

自分のことは自分でやるように

育ててきました。

今では、夜のうちに着替えを準備し、

朝起きると、トイレと着替えを済ませ

自分で水筒を作り、買っておいたパンを食べて

時間になったら学校へ。

特に朝から母がやることはなく、

急かすぐらい(笑)

主人とも相談し入院する4日前の

日曜日に話すことにしました。

早すぎず遅すぎず、ちょうど良かったと思います。

ママな、今度の木曜日から入院するからな。

ちょっとおなかの調子が悪くて

それを取る手術をしなくちゃいけないんだって。

その間はパパがおうちにいるから、お前ら一緒に頑張ろうな!

話したのがお風呂の中って面白いですよね。

パパと娘二人、裸の付き合い。

パパのおかげ(?)で子供たちもそれなりに

受け止めてくれて

いよいよ入院です。

入院準備編③でご紹介させていただきます。

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