こんにちは。ちまぎです。
左卵巣に嚢腫ができて、境界悪性の疑いありと診断。
左右卵巣卵管・子宮・大網摘出手術のため、
腹も決まっていよいよ入院です。
いざ!入院
入院当日
10時 入院手続き 書類の記入 保健所・診察券・限度額認定証提出(すぐ返されます)
病室へ案内していただき、フリー時間。
麻酔科の先生の診察がありました。
昼・夜ご飯は常食。21時以降は何も食べれません。
飲み物(お茶か水)翌朝7時までOK!
初日の予定はざっくりこんなかんじ。
しーんとした病室で思うこと
家族と離れ、しーんとした病室で一人思うことは
静かだな~
いよいよ明日は手術か・・・
この10年で4度目の開腹手術。身体よ、負担をかけてごめんよ。
退院したら少し自分の身体を労わってあげよう。
3人のママに、犬の散歩、掃除に洗濯、ご飯づくり。
育休中とはいえ、目まぐるしい毎日だな。
そして、パパ休んでくれて
変わってくれてありがとう。
病室の就寝時間は21時。
いつもなら子供たちと犬を連れてパパの駐車場まで
軽い散歩がてらのお迎え。
小さな幸せを噛みしめて眠りにつこう!
と思ってもね、寝れない・・
なんとこちらの病院は手術前夜の患者さんに
軽い睡眠薬を処方してくれます。
皆さん寝れませんよね。
わかります!!
睡眠薬を飲み、
すーーーっと眠りに落ちましたが3時間で
目が覚めてしまいました。
あとは朝までゴロゴロやり過ごしました。
めちゃコミックにお世話になりました。
手術当日
朝7時までに飲水を済ませ、
手術着に着替えて待ちます。
予定では11時半ごろと言われていましたが、
実際声がかかったのは12時半。
待ちくたびれた感もあり、感傷な気持ちも
待ち時間とともに薄れていました。
手術室までは看護師さんと徒歩で向かいました。
緊張感なし。
自分で手術台に上がり、腰からの麻酔が入りました。
体制を直し、酸素マスクをしてからはもう記憶がありません。
しっかり、麻酔が効いている証拠ですね。
手術中、何か夢をみていたような・・・
よくいう、三途の川・・・
では、ありませんでしたが、何とも不思議な夢を見ていました。
今となっては全く覚えてないですけど。
手術が終わって、看護師さんに声をかけられて目が覚めました。
ぱっと時計が目に入り、時間は17時半。
うそ、遅くない?!
4時間半かかってるし!!
癒着ひどかったんだろうな。
生きててよかった。
痛みとの闘い
病室に戻り、だるい身体を少しずつ動かします。
寝返りの練習。
起き上がることはできません。
眠りにつきたいのに傷が痛むせいか1時間ごとに起きて
深い眠りには付けない。動かない身体と
ぼーっとする意識。
時間との闘いでもあります。
術後1日目
朝、ピリピリっとした痛みを左足に感じました。
これ大丈夫かな?
看護師さんに相談すると
腰からの痛み止めが効きすぎてる可能性があるので
少し弱めましょう!
すると、今度はおなかの傷口と足のピリピリが同時に痛い。
息が荒くなる激痛知ってますか・・・
寒気も襲ってきて
かーーっと熱くなって汗かいて
この繰り返しです。
熱が出ていて、体の体温調節が全然できていないのが
自分でもわかりました。
汗びっしょりです。
ここにきて乳腺炎も発症したのかと思いました。
そうなんです!うちの3人目は生後7か月の赤ちゃん。
私は授乳中なんです。
でも、胸が張ることはありませんでした。
うすら意識のなか、やっばりおっぱい出なくなっちゃうかもな。
悲しくなりました。
その後、なんとか痛み止めを足してもらい、うっすら眠りについては
また起きる。
夕方までこんな調子で過ごしていました。
が、看護師さんが身体を拭いてくれて、
着替えを手伝ってくれました。
すごくすっきりしたのを覚えています。
このあと少しずつですが
調子が上がってきました。
夜からご飯再開。
重湯すら受け付けない。
この日が間違いなくピークに辛い日でした。
術後2日目
1時間おきに起きていた間隔が2時間くらいは連続して寝れるようになりました。
昨日のダルさが嘘のような2日目。
起き上がるのはベッドの柵を使いながら、
ようや上体を起こせるようになりました。
そして、立つ練習です。
前日もトライしましたが、ふらふらで立てず、足の感覚も不安定で
諦めました。
今日、再挑戦!
足に意識を集中し、おなかには力を入れないように、柵につかまって!
立てましたーーー!!
昨日とは打って変わって、しっかり大地をつかみ(床ですけどね)
自分の足で立っている感覚!!
そのまま歩いてみましょう、トイレまでね。
歩けたら、尿の管取れますよ~!!
やるしかない!トイレまでの距離は2Mほど。
でも長く感じるんですよ。一歩が重くて長くて。
歩行も合格して自力でトイレもできました。
腰からの痛み止めの管も外れて、
待ちに待ったシャワー!!
シャンプーを3回もしたのはここだけの話。
母乳が出たと喜んで一人涙したのもここだけの話。
食欲もでてきて、5分粥とおかず完食しました。
気持ちも元気になってきました。
術後3日目
痛みのコントロールは飲み薬で対処できるようになりました。
院内も自由に歩けます。
4人部屋なので電話はデイルームのみです。
面会についてはまだコロナの影響が残っていて
一回に2人まで15分以内、週2回まで。
だそうです。
まだまだ制限がかかっている感じですね。
でも今までは一切ダメだったのが少しずつ緩和されていますね。
この日ようやくパパと3人目の赤ちゃんがお見舞いに来てくれました。
上二人の娘たちは学校です。
どことなくよそよそしいわが子。
抱っこはさせてくれたけど目は合わせてくれないわが子。
ママのこと忘れちゃったかもしれない。
あの勝ち誇ったパパの顔は絶対忘れないんだからーーーー!
術後4~8日目(退院まで)
一日中穏やかに過ごしています。
朝一でお風呂の予約を取ります。
昼間派と夕方派に分かれる様ですが、私は夕食前の
17時に入るのが好みです。
お風呂の後は静かになった1階くのが日課です。
お金関係の話ですが、
会社に問い合わせたところ、育休中の身でも(産休がかぶらなければOK)
傷病手当金の申請ができるそうです。
ラッキー!!
先生に診断書の作成をお願いしました。
それから保険会社さんへの請求も忘れずにしないと!
そんなことにも頭が回るほど回復しています。
退院前の診察は問題ないとのことで、
予定通り退院できそうです。
今回の病気を振り返ってみて
無事、ここまでたどり着きました。
境界悪性と診断されてからの道のりは大変でした。
3人目の赤ちゃんを友人宅にお願いしながら
病院通いして、上の子たちに悟られないように
いたって普通に生活して、パパには申し訳なくて。
泣きたい気持ちより、家族に迷惑が掛かってしまうのが心苦しかった。
自分のことを後回しにしすぎて病気になってしまったんだろうか。
そんな思いがよぎりました。
世の中の頑張っているお母さんはみんな
自分のことなんて興味なくて自分は健康だと思い込んでいる。
間違いなく私はその一人で、今回手術する病院はそこそこ
利用したことがあったのに私の診察券だけなかったんです。
少し体調が悪くても気のせいだと
自分をごまかしてきたなと振り返って思います。
退院してからはパワフルママは一旦お休みして
自分を労わりながら過ごしていきたいな。
でも、小学校は夏休みなんだよな~
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